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	   (その4)銚子電鉄 
 
銚子→外川 銚子電鉄 外川行 
 発14:27、着14:46 
 
JRの銚子駅からは銚子電鉄という私鉄が出ていまして、もっと先の方まで 
伸びています。これもどんな鉄道なのか興味がありましたが、車両は路面 
電車を使っていて、でも一応専用軌道で道路は走りません。 
JRのホームの先に銚子電鉄のホームがあり、実はここに改札はありません。 
電車がワンマン運転のため停車時に必ず運転士の所を通るためキセルが出来ない 
様になっています。要はバスと同じですね。無人駅ではドアが1箇所しか開き 
ませんが、駅員がいる所では全部のドアが開きます。 
車内は扇風機だけで冷房は無さそうです。暑い日に行くのは車内の暑さを 
覚悟した方が良いかも? 
 
さて、改札が無いという事はどういう事かと言うと、JRに乗ってきた人は 
乗換のとき切符が買えない、という事になります。さて困ったと思い念の為 
一旦JRの改札を出て切符売り場を見ると普通の乗車券は券売機で買えるが 
往復乗車券と一日乗車券は車内で買って下さい、と書かれていました。やられた! 
一日乗車券(弧廻手形といいます)を買うつもりだったので、そのまま乗って 
車内で買えば良かったんですね。これを知らず丁度接続している電車に乗り 
遅れてしまい一本損してしまったのでした。もっとよく調べてから行くべき 
でしたね。 
 
ところでこの弧廻手形ですが、これは当日限り有効の銚子電鉄乗り放題の 
お得な切符で、料金は銚子←→外川間往復運賃と同じ620円。しかも 
色々と割引券が付いてさらに「ぬれ煎餅」1枚サービス券が付いてます。 
「ぬれ煎餅」はこの辺りの名物で、サービス券は犬吠駅で引き換えます。 
銚子電鉄で観光するなら弧廻手形を買いましょう。買う時は一日乗車券 
くださいと言っても通用します。 
 
切符の説明はとりあえずこのへんにして、先ずは終点の外川まで行ってみる 
ことにします。この銚子電鉄というのは乗ってみると・・・ 
ハッキリ言ってボロイ(苦笑)。結構線路に赤錆が見えたり電柱が木の物が 
結構あり少し傾いている事があったり無人駅の駅舎がかなり草臥れていたりと 
あまりお金かけて無さそうな雰囲気です。そうは言っても犬吠駅などはとても 
綺麗でお金をかけるポイントを絞ってる感じでもあります。 
線路は民家のそばを通ったり、この季節は結構緑に囲まれた所を通ったりして 
私の感想は「江ノ電を田舎に持ってきたようだ」てな感じでした。 
 
銚子電鉄は単線なのですが途中、笠上黒生だけが電車の行き違いが出来る様に 
なっています。今回はここで反対から来る電車を待っていると向こうから来た 
のはなんとトロッコを牽引した路面電車で2両編成。路面電車がトロッコと 
連結してるのなんて初めて見ました。時刻表には何も書いてなかったので、 
きっと臨時列車だったのでしょう。 
向こうから来た電車が停まると双方の電車の運転席の位置がピッタリ合う位置 
に停まってます。そして互いの運転士がタブレットを手渡ししてました。 
ここではまだタブレットを使っているんですね。 
 
終点まで乗ってみましたが残念ながら車窓から海はほとんど見えませんでした。 
海岸線からは少し離れた所を走っています。試しに終点の外川から南に向かって 
歩いてみると細い下り坂を5分も歩くと海に出ます。もう少し歩けば漁港が 
ありますが特に見るものも無さそうだったのですぐ戻って来てしまいました。 
	  
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