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バリウムとマックシェイクの違い


 先日初めてバリウムというモノを飲むことになった。
 前日の夜20時以降飲み食いは一切禁止という、なかなかキツイ状況に置かれてしまった。飲んだり食べたりするのを好む私にとって、拷問にも値する仕置きである。
 そして、仕事をして家にたどり着くと20時を必ず回ってしまうと言う生活を強いられている点も問題である。つまり私に晩御飯を食べるなと言うのか。(影の声:1週間位食べない方がいいのでは?)
 とはいえ、せっかく会社が実施してくれる健康診断である。私にとっては無料なのである。この機会に前向きに受診しておこう。
 そういえば不思議なことがあった。まだ35歳にもなっていないのにもかかわらず、検診の内容が「35歳以上検診」に該当していたのである。案内をくれた会社の庶務のお姉さんに確認しても要領を得ない。たまたま彼女と同い年だったのだが、彼女も「35歳以上検診」に該当していたそうで、「私が受けるのだから、Mago6さんも受けるように」とのお達しをいただいた。よく分からないが、まぁそれですべてが丸く収まるのならそれでいいのだろう。
 そんな訳で、35歳以上検診の項目の一つである胃X線検診、つまりバリウム飲みましょうコースに組み込まれる事になったのである。

 20時以降の飲み食いは禁止と言われてはいたのだが、健康診断の案内の紙をよく読むと20時以降の食事が禁止という事である。「食べるのはいかん」と言う事は良くわかるのであるが、果たして「飲むのはいかん」のだろうか?よくわからない。それでなくても連日気温が35度を超える「熱い」夏状態の名古屋である。水すら絶ってしまっては、熱中症にかかってしまいそうで、検診のために病気に罹っていたら、それこそ本末転倒である。自己判断で「水」だけ飲むことにした。
 翌日、今池にある健康診断や人間ドックを主に実施している病院に行った。
 前日の夜に採取した便を提出し、決められたルートで、尿検査、視力検査、身体測定、採血、聴力測定、胸部レントゲンと進む。

 いよいよ胃部レントゲンである。初めてのバリウムである。
 名前を呼ばれてレントゲン部屋の控え室に入る。少し年季が入った看護婦さんから、おもむろに、何やらプラスティックの薬瓶のような、理科室においてある薬品瓶のようなものを手渡される。
 「これを全部飲み干してくださいね。」って、これ1リットル位ありますよ?少なくともスタバのグランデ位はありますよ?500mlのコーラなら一息で飲めるけど、どうかなぁ?
 瓶の口に花を近づけると、何やらヨーグルトの香り。瓶に口を付け飲み始める。バリウムは意外と粘着力のある液体だなぁと思いながら、ゆっくりと全部のみ干す。少し飲み込み難い気がするが、何とか飲み干せた。舌に触るこの食感はどこかで飲んだことがあるよなぁ?と考える。そうだ、マクドナルドのシェイクだ。
 バリウムの温度が平温だから、すぐには気が付かなかったが、バリウムは冷えていないマックシェイクである。ヨーグルト味だし。とは言えシェイクよりは砂というか粉っぽいか。
 皆さんもそう思いませんか?

 その後胃のレントゲンをパチパチ撮られて、健康診断を終えたのであった。
 健康診断は昼の12時に終了。今池のとある食堂に走っていったのは言うまでもない。

 これが3○歳の夏の出来事であった。


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コメント

わたしはうまくバリウムが飲めなくて、再度飲まされたことがあります。
「さっきはバニラだったから今度はイチゴにする?」と看護婦さんにいわれ、イチゴ味も飲みました。
マックシェイクとは遠いです。死ぬかと思いました。

どもです>ゴロスケさん

そうですか、バリウム飲めませんでしたか。私は食い意地が張っていたようで、少し粉っぽいなとは思いましたが飲み干せました。
根が意地汚いんですね。きっと(笑)。

一つ思ったのが、バリウムが冷やしてあったらもう少し飲みやすいのかな?と言うことです。もしかするとお腹壊して意味無いかもしれませんけど。

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